ひがしくるめの花ごよみ(サザンカ)


ページ番号 1018966 更新日  令和3年12月9日


晩秋から厳冬期にかけて生垣や庭先に彩りを添えるサザンカですが、市内でもあちこちで見られるようになりました。
市内で最も見事なサザンカはここではないでしょうか?
滝山団地の北側、団地と七小・白山公園の間の通り(滝山北通り)に面したサザンカの垣根です。
100m以上つながっています。
 

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幸町4丁目、スーパー“マルフジ”の「下里本邑通り」に面した所に植えられたサザンカです。全て赤色に統一され見事です。

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前沢3丁目、グロブライド本社の「柳新田通り」に面して植えられた垣根です。
こちらは、ピンクの八重咲がきれいです。

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サザンカは学名をCamellia sasanqua(カメリア サザンカ)と言い、四国・九州・沖縄の山地を中心に自生する日本固有種です。高さが5〜6mになるツバキ科ツバキ属の常緑高木で、野生種はふつう花弁が5枚で白花の一重咲きです。
江戸時代に品種改良が進められ、花の直径が15センチメートルにもなるもの、花弁にしわが多いもの、一重、八重、千重咲のものなどなどが作られた。花の色も白、ピンク、紅、ぼかし、絞りなど変化に富んでいる。江戸の植木産地であった染井の園芸家・伊藤伊兵衛が元文4年(1739)にまとめた「本草花蒔絵」には100品種のサザンカが図入りで解説されているといいます。
サザンカの品種には、一般的に(1)サザンカから作出された園芸品種群、(2)カンツバキを中心に作出された品種群、(3)ツバキとサザンカの交雑種のハルサザンカから作出された品種群に分けられるようです。(2)と(3)はツバキとの交雑種と言われ、開花期は(1)が10〜12月、(2)が11〜3月、(3)が12〜4月とづれています。
 

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サザンカは山茶花と書きますが、中国で山茶花といえばツバキを指し、サザンカは茶梅又は茶梅花と書くそうです。
サザンカとツバキの区別点は、サザンカは花弁が1枚1枚バラバラに散りますが、ツバキは花がまるごと散ります。ツバキは海岸沿いに多く自生するため葉に光沢があり、サザンカは山に生えるため光沢がないとも言われますが、交雑した品種が多く見分けるのを困難にしています。
下の写真は左側がサザンカで右側がツバキですが、ツバキは雄しべの付け根が合着しているのがわかります。
 

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【参考文献】
・山渓ハンディ図鑑4「樹に咲く花」山と渓谷社
・山渓ポケット図鑑3「秋の花」山と渓谷社
・「緑と水のひろば」86号 (公財)東京都公園協会
・みんなの「趣味の園芸」 NHK出版 ホームページ
 


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