中谷製菓株式会社(令和元年11月29日)


ページ番号 1014372 更新日  令和5年1月5日


[画像]写真_中谷社長(左)と並木市長(右)(540.1KB)

令和元年11月29日(金曜日)、市内にある中谷製菓株式会社を訪問させていただきました。

中谷製菓株式会社は、大正8年(西暦1919年)創業で、今年、創業100年目を迎えた老舗のかりんとうメーカーです。

元々は新宿中村屋でパン製造の職長をしていた現社長である中谷光基氏の祖父が、新宿中村屋で培った発酵技術を活かして食べやすくしたかりんとうを開発。中野区の弥生町に会社を設立し、昭和41年(西暦1966年)に東久留米市において製造を開始して、現在に至るそうです。

 

かりんとう とは?

かりんとう(かりん糖)は、小麦粉などを練り合わせて棒状に成形した生地を、植物油で揚げ、黒砂糖や白砂糖で作った蜜をからめて乾燥させた、サクサクッとした食感が楽しめる和菓子の一種です。

[画像]写真 かりんとう(131.0KB)

中谷社長のかりんとうへの思い

かりんとうは、諸説ありますが、中国から遣唐使が持ち帰った菓子が原型と言われています。昔は、黒糖は白砂糖の半分ぐらいの価格で買え、油も水より安かったと聞いています。だからかりんとうを安く売ることができ、庶民に親しまれるお菓子でした。創業者である祖父は、かりんとうの文化がある長野県安曇野市の出身であり、そこに目をつけてかりんとうを作り始めました。

創業から100年、3代に渡りかりんとうを作り続けてまいりましたが、近年では若者のかりんとう離れが進んでおり、大学生を対象としたアンケートでは、かりんとうを食べたことがあるのは2割程度。この現状を危惧し、昨年から、全国約300カ所の子ども食堂に無償でかりんとうを届ける活動を行っております。

今年で創業100年目を迎えた中谷製菓株式会社では、「創業100年の中で一番良いかりんとうを作るんだ」「先代、先々代に恥じないかりんとうを作ろう」という意気込みで日々、製造を行っております。

 

[画像]写真 事業説明の様子(86.3KB)[画像]写真 中谷社長(78.6KB)

工場見学

工場見学では、生地からかりんとうが出来上がるまでの工程を見学させていただきました。

まず、発酵させた生地をローラーで伸ばします。次にベルトコンベアで運ばれた生地を裁断機でかりんとうサイズにカットします。カットされた生地は温度の違う複数の釜で素揚げされます。新しい釜に移るごとに次々と形・色が変わり世間で知られるかりんとうの姿になります。その後、蜜かけ機に素揚げされたかりんとうと黒糖をベースとした蜜を投入し、絡めます。熱を冷まし、乾燥させることでかりんとうが出来上がります。

企業秘密であるため、機械等の写真撮影はできませんでしたが、最初の釜にかりんとうの生地が投入され、一気に膨らみ、一瞬にしてかりんとうの形に変化した姿は、中谷製菓の軽い食感のかりんとうを表していると感じました。

[画像]写真 素揚げかりんとう(129.5KB)[画像]写真 直売所(105.0KB)

創業100周年おめでとうございます。今後も、東久留米市での益々のご発展をお祈り申し上げます。

また、お忙しいところご対応いただいた中谷社長をはじめ、従業員の皆様に改めて感謝を申し上げます。

 

※工場内の入口付近には、かりんとうの直売所がございます。柳久保小麦を使ったかりんとうも販売されています。お近くにお越しの際は、是非お立ち寄りください。

※中谷製菓では創業100周年のキャンペーンとして、令和元年11月から令和2年3月末までかりんとうの増量パックなどを販売しております。


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