市長記者会見(令和6年8月22日)


ページ番号 1024897 更新日  令和6年8月23日


令和6年東久留米市 市長定例記者会見

※「東久留米市公式動画チャンネル(youtube)」で公開しています。

市長発言要旨

主要な取組について、7点お話しをさせていただきます。

官民協働による取り組みについて

 始めに、官民協働による取り組みについて4点お話しさせていただきます。
 1点目は、日本郵便株式会社との包括連携に関する協定についてです。
東久留米市と日本郵便株式会社において、相互の連携強化を図り、東久留米市の課題に迅速かつ的確に対応し、一層の活性化及び市民サービスの向上に資することを目的とした「包括的連携に関する協定」を締結することとなりました。
 連携して取り組む事項は、安全・安心なまちづくりに関すること、こども・青少年育成及び子育て支援に関すること、高齢者・障害者の支援に関すること、環境の保全に関すること等でございます。
この協定を締結後、日本郵便株式会社が有する人的・物的資源を有効に活用し、市内12カ所の郵便局にクールシェアスポットの設置、郵便物の配達時におけるこどもや高齢者等の見守り活動などを実施してまいる予定であります。
 なお、本日、この記者会見が終了した後、この会場と同じフロアにございます、704会議室にて協定締結式を行います。
 2点目は、シェアサイクルの実証実験についてです。
 東久留米市には、市内各所にたくさんの魅力的な観光資源がありますが、それらを見て回る際の公共交通機関等を利用したアクセス性には、課題を感じていました。
シェアサイクルは、自転車のステーションから、誰でも電動自転車を自由にレンタルできる交通手段であり、これを導入することで「ラストワンマイル」の移動手段を確保できることから、地域経済の活性化や、周遊性の向上に対する効果が期待されています。
 そこで、多摩地域ですでに実績のあるOpen Street株式会社と協働し、市役所や公園等、市内の14カ所にステーションを設置して、8月1日からシェアサイクルの実証実験を開始しました。
今後もさらなる利便性の向上を目指し、駅周辺等への設置に向けて関係機関等と協議を進めるとともに、民間の商業施設へもお声掛けするなどステーションのさらなる確保についても、継続的に取り組んでまいります。
 3点目は、デジタル案内板「わが街NAVI」の設置についてです。
 本市ではこれまでも、市政情報や魅力的な観光資源等について、広報紙やホームページ、SNSなど、様々な手段で情報発信を行ってまいりました。このたび、さらなる情報発信の強化として、株式会社サイネックスと協働し、イオンモール東久留米店内にデジタル案内板「わが街NAVI」を設置します。
 「わが街NAVI」とは、インフォメーションパネル、広告パネル、いずれも50インチの縦型モニターを2面設置し、そのうちインフォメーションパネルでは、市政情報等をリアルタイムで配信するものです。大型商業施設は市民のみならず、市外からも多くの人々が訪れる場です。そのような施設の強みを生かし、市民の皆さまの生活に関わりの深い情報をよりタイムリーに発信するとともに、市外からお越しいただいた皆さまにも東久留米市の魅力をお伝えできるよう情報発信の強化に努めてまいります。
 4点目は、子育て応援親子バック等の配布についてです。
 これまで、妊娠した方への母子健康手帳交付時に、妊婦健診票のほか、母子保健サービスなどのご案内やマタニティーキーホルダーなどをお渡ししてきました。
 このたび10月より、株式会社OASIS(オアシス)と協働し、母子健康手帳などに加え、事業者が作成した子育て応援キャンペーンのパンフレットや、親子バッグなどを無償でお渡しすることとしました。
 子育て応援キャンペーンのパンフレットとは、子育てに関連した企業などより、申込者に妊娠中や出産後に役立つグッズのプレゼントを行うものです。親子バックは紺色で、東久留米市地域資源PRマスコットキャラクター「湧水の妖精るるめちゃん」をプリントしたものとなり、それに母子健康手帳、妊婦健診票や各種ご案内、子育て応援キャンペーンのパンフレット、マタニティーキーホルダーなどを入れてお渡しする予定です。

近未来型市役所実現ビジョンの策定について

 次に、近未来型市役所実現ビジョンの策定についてです。
 これまで本市では、DXの推進を契機に市民のWell−Being向上に向けた「近未来型市役所への変貌」について検討を重ねてまいりました。また、喫緊の課題である本庁舎の老朽化対策に併せ、脱炭素とコスト軽減の両立を図るGXの推進など、本庁舎の最適化・機能の整備等についても検討を行い、今年度の施政方針におきましても「近未来型市役所の実現に向けて、新たな市役所へと変貌を遂げるため、フロントヤード改革等の取り組みを検討してまいります。」と述べさせていただいています。
 このたび策定した本ビジョンは、「市民と市の接点強化」と「庁内のデジタル環境の整備」によるフロントヤード改革(DX)を契機に、市民にも職員にも、そして環境にも優しい、DXとGXを機軸とした「新たな市役所」へと変貌を遂げた姿である「近未来型市役所」を目指し、その方向性や取り組むべき内容を示したものです。
本ビジョンの中では、窓口やバックヤードの課題、また設備の老朽化の課題等を整理し、DXとGXを機軸とした新たな市役所に変貌を遂げるため、
1.フロントヤード改革による庁舎の再整備
2.本庁舎の老朽化対策
3.GXの推進
4.組織改正
の4つの方向性から、それぞれ整合性を図りながら検討を進めるものとしております。
 想定スケジュールといたしましては、最短の場合でも、令和13年度に近未来型市役所を実現するという、長期にわたる取組みとなっています。このビジョン策定をスタートラインとして、全庁一丸となり、近未来型市役所に向けた取り組みの第1歩を踏み出してまいります。

LINEを活用したオンライン市役所の取り組み状況について

 次に、LINEを活用したオンライン市役所の取り組み状況についてです。
 東久留米市公式LINEアカウントについて、9月2日のスタートを予定しております。
市公式アカウントと友達になることで、市民の皆様は、「LINEから簡単に各種オンライン申請」を行うことができるようになります。証明書のオンライン申請決済につきましても、9月末頃を目途に機能搭載する予定です。
また、LINEから「ごみ出し」の情報や防災情報を簡単に確認することができます。「明日は○○ごみの日です」といったLINEメッセージを前日に配信してくれる「ごみ出し通知機能」は9月2日当初より実装を予定しております。
 さらに、市からのお知らせについては、ご希望に沿った、必要な情報を市から受け取ることができるようになります。
 こうした「市民ニーズに合った機能や利用頻度の高いサービス」を搭載し、デジタルが得意でない方でも「迷わない・簡単な」オンライン市役所実現への1歩目となるものと考えております。
 このほかにも、小・中学校、学童保育所利用の保護者の皆様に向けた機能として、LINEから欠席連絡ができるようになります。これは、9月2日以降、保護者ご本人が登録すればすぐにお使いをいただけます。また、LINEで学校や学童保育所からのお知らせを確認できるようになります。各校で保護者の方々の登録状況を見ながら、早い段階で移行をしていく予定でございます。
 児童が学童保育所へ登校・下校した際の通知機能につきましても、9月2日以降、登録を行った保護者の方は、通知を受け取ることができるようになります。
 こうした取り組みにより、保護者の方々に利便性を実感いただきながら、安全・安心につながる機能を提供し、LINEを子育て世帯へのプラットフォームとしてまいりたいと考えております。

新生活応援事業について

 来年4月に新しい環境へステップアップするこどもたちの学びを応援するため、物価高騰対応重点支援地方創生臨時交付金を活用し、令和6年4月1日から令和7年3月31日の間に満6歳、12歳、15歳、18歳に達するこどもへ、図書カードを1人3,000円分配付いたします。この事業を通じて、新たなステージを迎えるこども達に新しい発見や学びにつながる機会を提供したいと考え、図書カードを贈ることとしました。年内から準備をすすめ、来年1月頃に対象児童一人ひとりにメッセージを添えて配付したいと考えております。

デマンド型交通の本格運行に向けた運営方針の策定について

 次に、デマンド型交通の本格運行に向けた運営方針の策定についてです。
 東久留米市デマンド型交通は、地域公共交通の充実に向けた短期的施策として実験運行を行っているところでありますが、この検証結果や、本市の交通環境を取り巻く状況等を踏まえ、令和7年度から本格運行に移行するとしたところであります。
 本運営方針は、運行エリアや利用料金等13項目の本格運行に関する運営方針を示すものであり、本年5月17日には、令和6年度第1回東久留米市地域公共交通会議を開催し、また、本年6月3日から24日までの間でのパブリックコメントの実施を経て、本年7月、「東久留米市デマンド型交通の本格運行に向けた運営方針」を策定いたしました。
 現在、本運営方針を基に本格運行を行う運行事業者の選定作業等を進めており、引き続き、道路運送法で必要とされる地域公共交通会議での協議を行う等、令和7年度からの本格運行に向けた取組を進めてまいります。
なお、本格運行に際しては、3つの新たな施策を実施してまいります。
 一つ目は、ご自宅のパソコンやお手元のスマートフォン等からデマンド型交通を予約できるとともに、電子決済にも対応可能なAIを活用した交通システムを導入します。
 二つ目は、利用登録対象者の要件の緩和で、お子様連れの際の要件を小学校就学前児童へと拡大するとともに、運転免許証を自主返納した65歳以上の方も対象として追加します。
 三つ目は、新たに共通乗降場を二カ所追加します。
これらの取り組みをすすめるとともに、本格運行後も、利用状況等の把握に努める等、さらなる利便性の向上に努めてまいります。

FC(燃料電池)ごみ収集車の試験運用について

 次に、FC(燃料電池)ごみ収集車の試験運用についてです。
 本事業は水素を燃料として走るFCごみ収集車1台を東京都から無償で借り受け、ごみ収集業務で使用することで、将来的な導入に向けた車両性能の体感及び導入効果の検証を行うものです。
FCごみ収集車は走行の際にCO2を排出しないため、環境に優しく、市内の脱炭素化に貢献するものであること、また、静粛性が高いことなどが特徴であります。こうしたFCごみ収集車の特性をごみ収集業務にどのように活用できるのか、「2050年ゼロカーボンシティ実現」の視点からも検証を行ってまいりたいと考えております。
 また、本事業では家庭ごみの収集を委託している東久留米市清掃事業協同組合にご協力をいただき、組合を構成する市内4事業者が、概ね4か月半の期間で順番にFCごみ収集車を使用し、車両性能等を確認していただくこととしております。
 現在、事業開始に向けて東京都と最終的な調整を行っておりますが、本年10月からの運用開始を予定しており、令和8年2月までの約1年半の間、「2050年ゼロカーボン東久留米」とラッピングされたFCごみ収集車が街中を走り、家庭ごみの収集とともに、カーボンニュートラルの機運を高めてまいります。

東久留米市出身一戸彩音選手 パリ2024パラリンピック出場について

 最後に、東久留米市出身一戸彩音選手 パリ2024パラリンピック出場についてです。
 本市在住の一戸(いちのえ)彩音(あやね)選手が、8月28日から9月8日までフランスのパリで開催されるパリ2024パラリンピックのボッチャ日本代表として出場されます。
 一戸選手は、今年開催された第25回日本ボッチャ選手権大会で優勝、カナダで開催されたW杯でも団体種目で優勝されるなど、大変輝かしい成績を残されております。
 パラリンピックでは、パリ万博ポルト・ドゥ・ヴェルサイユ見本市会場内の各パビリオンを利用した競技場である、パリ南アリーナを舞台に、ボッチャBC3クラスの個人戦とペア戦に出場が決まっており、メダルの獲得が期待されております。
 本市では、NPO法人東久留米市体育協会の協力を仰ぎながら、東久留米駅西口に横断幕を設置しており、市全体としてボッチャ日本代表の愛称である「火ノ玉ジャパン」を熱く応援してまいります。是非、皆様も一緒に盛り上げてくださいますよう、よろしくお願いいたします。

記者会見の主な資料


このページには添付ファイルがありますが、携帯端末ではご覧いただけません。
添付ファイルをご覧いただく場合は、パソコン版またはスマートフォン版ホームページをご覧ください。

このページに関するお問い合わせ


企画経営室 秘書広報課 広報係
電話:042-470-7708
〒203-8555
東京都東久留米市本町3-3-1


[0] 東久留米市公式ホームページ [1] 戻る

Copyright(C)Higashikurume city.All rights reserved.