ページ番号 1016814 更新日 令和8年8月5日
離乳期は口腔機能の発達に合わせ、食べる練習をしました。幼児期はまだ噛む力は弱く、味覚や消化機能が大人のように完成していませんが、離乳期の食べる練習を土台にいろいろな食経験を重ね、生涯にわたる食生活の基盤を作る時期です。
食経験の少ないこどもは、食べることに臆病になってしまうこともあります。
好きな人と食卓を囲み、好きな人の食べる姿をマネしながら食べることを覚え、経験を重ねることで意欲を育みます。
遊び食べやムラ食いはこの時期よく見られることです。成長段階にみられる行動として見守りながら、時間のかかる場合には食事を切り上げ、気持ちの切り替えを試してみましょう。
こどもの味蕾(味のセンサー)は大人の3倍多く、大人より敏感に味を感じ取っています。
特に「苦味」や「酸味」を強く感じ、本能的に毒や腐敗物と認識して避ける傾向があります。「苦味」「酸味」は、何度も経験することで徐々に慣れていく味です。
「苦味」「酸味」に限らずこどもが苦手とした料理(食べ物)を「嫌い」と決めつけず、間隔をあける、味付けや調理方法を替える、大人がおいしそうに食べる姿を見せる等の工夫をしてみましょう。そういった食経験の積み重ねと、その経験をした時に、「楽しかった」「色がきれいだった」「いいにおいがした」等の五感で感じた情報も加わることで味覚が形成されていきます。
また、この時期は大人のように内臓機能が完成していないため、大人と同じ味付けは内臓に負担となります。大人の半分の味付けを目安としてください。
食事のタイミングに「お腹がすいている」ことが一番の「食への意欲」となります。
胃の容量が少ない幼児は1回の食事で十分な量をとることができないので、おやつ(補食)が必要となります。
おやつ(補食)はお菓子を指すものではありません。1回の食事で取り切れない、エネルギー量と栄養素を補うことが目的です。牛乳や果物、小さいおにぎり等、次の食事に影響しない量にしましょう。
さらに、食事前にお腹がすくサイクルをつくるために、体を使ってしっかり遊ぶことも大切です。大人が機会をつくってあげましょう。3回の食事を中心に生活リズムが整うことが幼児期に必要なことです。
歯が生えそろわず、咀嚼が未熟な幼児期は、誤嚥や窒息による予期せぬ事故が発生する場合もあります。こどもの口腔機能にあった調理をするとともに、こども一人で食事をさせることはせず、見守りが必要です。
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