結核について


ページ番号 1013866 更新日  令和5年7月1日


結核とは

結核は、結核菌という細菌が体の中に入ることによって起こる病気です。人が生まれてはじめて結核菌を吸い込んだ場合、10〜15%の人ではその後1、2年のうちに発病しますが、その他の人では菌は冬眠状態でしぶとく体内に留まることになります。このようにして結核菌が体内に潜んでいる人が、その後何らかの都合で身体の抵抗力が落ちると、潜んでいた菌が活動を始め、結核を発病してしまうことになります(菌が体内に留まったケースの10〜15%程度と言われています)。

結核菌は主に肺の内部で増えるため、咳、痰、発熱、呼吸困難等、風邪のような症状を呈することが多いですが、肺以外の臓器が冒されることもあり、腎臓、リンパ節、骨、脳など身体のあらゆる部分に影響が及ぶことがあります。特に、小児では全身に及ぶ重篤な結核につながりやすいと言われています。

また、現在でも結核はわが国の主要な感染症の一つです。毎年新たに1万8,000人程度の患者が発生しており、日本は結核の低まん延国ではありません。結核の発生は人口の多い大都市部で多い傾向にあります。また、BCG接種の影響もあり、日本では小児の患者は少なく、高齢者の発症が大部分を占めます。東京都においては、毎年2千人以上の方が結核と診断されており、約半数が70歳以上です。

咳、食欲が出ない、やせた、だるい、微熱、胸のいたみ、息切れなどの自覚症状がある場合、特に2週間以上咳が続く場合は、医療機関を受診しましょう。

予防について

小児 〜BCG予防接種〜

BCGは結核を予防するために接種するワクチンです。日本国内の結核患者はかなり減少しましたが、まだ2万人前後の患者が毎年発生しているため、大人から子どもへ感染することも少なくありません。
また、結核に対する抵抗力(免疫)は、お母さんからお腹の中でもらうことができないので、生まれたばかりの赤ちゃんもかかる心配があります。乳幼児は結核に対する抵抗力(免疫)が弱いので、全身性の結核症にかかったり、結核性髄膜炎になることもあり、重い後遺症を残す可能性があります。
BCGは、髄膜炎や粟粒結核などの重症になりやすい乳幼児期の結核を防ぐ効果が確認されているので、生後1歳までに受けることになっています。また、標準的接種期間は生後5か月〜8か月となっています。

関連情報

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福祉保健部 健康課 予防係
電話:042-477-0030
〒203-0033
東京都東久留米市滝山4-3-14


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